こんなご相談をお受けしています
カウンセリングでは、恋愛や夫婦関係、浮気・不倫、仕事、人間関係、家族、自分自身の生き方など、さまざまなご相談をお聞きしています。
ここでは、実際によくあるご相談をもとに、どのようなことを一緒に見ていくのかをご紹介します。
※掲載している事例は、個人が特定されないよう、複数のご相談内容をもとに一部を変更・再構成しています。
夫の浮気後、やり直したいのに夫の顔色ばかり見ていた40代女性
夫の浮気が発覚したあと、離婚ではなく夫婦関係をやり直すことを選んだ女性でした。
けれど、以前のように夫を信じることはできません。
夫の帰宅が遅いと不安になり、スマートフォンを触っているだけでも気になる。それでも問い詰めると夫が離れていきそうで、何も言えなくなっていました。
カウンセリングで見えてきたこと
最初は「夫をもう一度信じられるようになりたい」と話されていました。
けれど、お話を聞いていくと、浮気をされた悲しみや怒りより先に、
「これ以上嫌われたくない」
「面倒な妻だと思われたくない」
という気持ちが強く出ていました。
夫婦関係を守ろうとするあまり、傷つけられた自分の気持ちまで後回しにしていたのです。
カウンセリングでは、すぐに夫を信じようとするのではなく、まず浮気によって何を失ったと感じているのか、何がいちばん悲しかったのかを整理していきました。
その後
少しずつ、
「私はまだ不安なんだ」
「本当は、こうしてほしかった」
と自分の気持ちを認められるようになっていきました。
夫の顔色を見ながら関係を維持するのではなく、自分の気持ちも含めて夫婦関係を考えられるようになり、夫とも以前より話ができるようになっていきました。
「自分でやったほうが早い」と、仕事も家庭も抱え込んでいた40代女性
仕事では責任のある立場にいて、家庭のこともほとんど自分でこなしている女性でした。
周囲からは「何でもできる人」と思われていましたが、本人はいつも疲れていました。
それでも誰かに頼もうとすると、
「これくらい自分でやらなければ」
「説明するくらいなら、自分でやったほうが早い」
と思ってしまいます。
カウンセリングで見えてきたこと
人に頼れないのは、単に頼み方がわからないからではありませんでした。
これまでの人生の中で、困っているときにも自分で何とかすることを求められてきた経験があり、
「人に頼っても、どうせ期待したようにはしてもらえない」
という思いもありました。
頼らないことは、これまでの自分を支えてくれた方法でもあったのです。
その一方で、何もかも自分で抱える生き方が、今は本人を疲れさせていました。
その後
いきなり何でも人に任せるのではなく、
「これは自分がやりたい」
「これは誰かにお願いしてもいい」
と分けて考えるようになりました。
人に頼ることを「できない自分になること」ではなく、人と一緒にやっていく方法の一つとして捉えられるようになり、仕事でも家庭でも抱え込む量が減っていきました。
相手に合わせ続け、自分がどうしたいのかわからなくなっていた40代女性
恋愛では、相手が喜ぶことを優先してきた女性でした。
行きたい場所も、食べたいものも、会う日程も、
「どちらでもいいよ」
と相手に合わせます。
本当は不満があっても、関係が悪くなるのが嫌で言えません。
けれどあるとき、
「私は、この人と一緒にいたいのかどうかもわからなくなりました」
と相談に来られました。
カウンセリングで見えてきたこと
本人は、自分には意見がないと思っていました。
けれど実際には、意見がないのではなく、
「自分の希望を言って、相手に嫌な顔をされたくない」
という怖さがありました。
人とつながるために、自分の希望を後ろに置くことが当たり前になっていたのです。
カウンセリングでは、まず大きな決断をするのではなく、
「本当は今日はどうしたかったのか」
「何を言いたかったのか」
というところから、自分の気持ちを確認していきました。
その後
少しずつ、自分の希望を言葉にするようになりました。
相手に合わせることをすべてやめたわけではありません。
自分が合わせたいときは合わせる。違うと思ったときは伝える。
その区別ができるようになると、恋愛の中でも以前より自分を見失いにくくなっていきました。
母親との関係を引きずり、娘にも同じことをしてしまうのが怖かった50代女性
自分の母親との関係が長く苦しかった女性でした。
子どもの頃から、
「もっとちゃんとしなさい」
「あなたのためを思って言っているの」
と言われることが多く、自分の気持ちより母親の期待を優先してきました。
自分が母親になってからは、
「私は絶対に母のようにはならない」
と思っていました。
ところが、成人した娘に対して自分が母親とよく似た言い方をしていることに気づき、強いショックを受けました。
カウンセリングで見えてきたこと
本人は「母親と同じになってしまった」と自分を責めていました。
けれど、母親への怒りだけではなく、
「本当は、もっと私の気持ちを聞いてほしかった」
という思いが長く残っていました。
自分がしてもらえなかったことを娘にはしてあげたい。その思いが強いからこそ、娘が自分の考えとは違う選択をすると、不安になって口を出したくなることもありました。
その後
母親を許すことを目標にするのではなく、自分が何を感じてきたのかを整理していきました。
すると、娘に何か言いたくなったときにも、
「これは娘のためなのか。それとも、自分の不安を何とかしたいのか」
と考えられるようになりました。
親子だからこそ心配になることはあります。それでも、娘の人生と自分の人生を分けて考えられる場面が増えていきました。
これまで頑張ってきたのに、この先どう生きたいのかわからなくなった50代女性
仕事も家庭も、長い間きちんとやってきた女性でした。
子育てもひと段落し、仕事でもある程度の経験を重ねていました。
周囲から見れば、特に大きな問題があるようには見えません。
けれど本人は、
「この先、何を楽しみに生きていけばいいのかわからない」
「やりたいことを聞かれても、何も浮かばない」
と感じていました。
カウンセリングで見えてきたこと
これまでの人生では、
「何をしたいか」よりも、
「何をしなければならないか」
を優先する時間が長く続いていました。
家族のため、仕事のため、周囲の期待に応えるために頑張ってきたからこそ、いざ自分のことを考えようとしても、何を基準に選べばよいのかわからなくなっていたのです。
カウンセリングでは、すぐに新しい目標を決めるのではなく、
「これまで何を大切にしてきたのか」
「本当は何を我慢してきたのか」
「これからは、どんな時間を増やしていきたいのか」
を少しずつ整理していきました。
その後
「やりたいことを見つけなければ」と焦ることが減り、
「これは好きかもしれない」
「これはもう続けなくてもいいかもしれない」
と、自分の感覚を基準に考えられるようになっていきました。
すぐに大きな答えが出たわけではありませんが、これまでの役割だけでなく、自分自身のこれからについて考えられるようになっていきました。
うまく説明できなくても大丈夫です
カウンセリングに来られる方が、最初から「何が問題なのか」「どうしたいのか」をはっきりわかっているとは限りません。
「なぜこんなに苦しいのかわからない」
「何を相談したらいいのかわからない」
「このままでいいのかだけが気になる」
というところから始まることもあります。
お話をしながら、今何が起きているのか、何を感じているのか、これからどうしたいのかを一緒に整理していきます。
ご自身の悩みがどのテーマに近いのか知りたい方は、「ご相談テーマ」もご覧ください。
