「こんなことをカウンセリングで話してもいいのかな」
そう思うことがあるかもしれません。
カウンセリングに来られる方のお悩みは、恋愛、夫婦関係、仕事、家族、自分自身のことなどさまざまです。
何について相談したらよいのか、まだはっきりしていなくても構いません。
今いちばん苦しいこと、気になっていることからお話しください。
私は、目の前の問題をどう解決するかだけではなく、必要に応じて、これまでどんなことを抱えてきたのか、どんな感情を言えずにきたのか、人とどのように関わってきたのかも一緒に見ていきます。
そうすることで、「本当はどうしたいのか」「これからどうしていきたいのか」が見えやすくなることがあります。
頑張りすぎてしまう・人に頼れない
仕事でも家庭でも、気がつけば自分が多くのことを引き受けている。
人に頼むより自分でやった方が早いと思ってしまう。困っていても「助けて」と言えない。頼られると断れず、限界になってから苦しくなる。
そんな頑張り方が長く続いている方のご相談をお受けしています。
「頑張ることをやめればいい」と頭ではわかっていても、それができないときには、頼ることや断ることに怖さや罪悪感がある場合もあります。
これまでどうやって自分を支えてきたのかを見ながら、これからはどんな人との関わり方や生き方を選びたいのかを一緒に考えていきます。
恋愛・夫婦関係
好きな人の気持ちがわからなくて不安になる。
相手に合わせすぎてしまう。いつも自分ばかりが頑張っている。同じような恋愛を繰り返してしまう。
夫婦では、話し合いたいのに喧嘩になったり、長く一緒にいるうちに気持ちが離れてしまったように感じたりすることもあります。
恋愛や夫婦関係の問題には、目の前の相手との関係だけではなく、これまで人とどのように関わってきたかが影響することがあります。
相手をどう変えるかだけではなく、自分は何を求めているのか、どんな関係をつくりたいのかを見ていきます。
浮気・不倫
「もしかして夫が浮気しているのでは」と疑っているとき。
浮気が発覚して、怒りや悲しみ、不安で頭がいっぱいになっているとき。
終わったと言われても信じられない。夫を責めるのをやめられない。離婚するのか、やり直すのか決められない。
そうしたご相談もあります。
まずは、今これほど苦しくなっている気持ちを扱うことを大切にしています。
浮気をした責任は、浮気という行動を選んだ本人にあります。
そのうえで、今後夫婦関係を続けたい場合には、浮気の責任とは分けて、これまで二人の間で何が起きていたのかを見ていくこともあります。
仕事・人間関係
職場でいつも自分に仕事が集まる。
苦手な人のことが頭から離れない。評価されないことがつらい。人の顔色が気になり、言いたいことを言えない。
転職した方がよいと思いながら決められなかったり、環境を変えても似たような人間関係を繰り返したりすることもあります。
仕事の問題に見えていても、その奥には、認められたい気持ちや、期待に応えなければという思い、人との距離の取り方などが関係している場合があります。
今の職場でどうするかだけではなく、自分はこれからどんな働き方や人との関わり方をしたいのかも含めて考えていきます。
家族・親子関係
親のことを考えると腹が立つ。
もう大人なのに、親の言葉に今も振り回される。
一方で、自分が親になってから、子どもとの関係に悩むこともあります。
子どものことが心配で口を出しすぎてしまう。
言うことを聞いてくれないと、必要以上に腹が立つ。
距離を取りたいと思っても、気になって仕方がない。
成人した子どもとの関わり方がわからなくなった。
家族は関係が長く続くからこそ、さまざまな感情が積み重なります。
また、自分が親との関係で経験してきたことが、知らないうちに自分と子どもとの関係に影響していることもあります。
過去を誰かのせいにするのではなく、家族の中でどんな役割を引き受け、何を感じ、何を言えずにきたのかを見ていきます。
そのうえで、親とも子どもとも、自分を犠牲にするのでも、相手を思い通りにするのでもない、これからの関わり方を一緒に考えていきます。
自分自身・これからの生き方
大きな問題があるわけではない。
けれど、
「このままでいいのだろうか」
と思うことが増えてきた。
これまで仕事や家庭、人のために頑張ってきたけれど、これから何をしたいのかわからない。
以前ならできていた頑張り方が苦しくなったり、人に合わせることに疲れたり、これからの人生を考え始めたりすることもあります。
自分が何をしたいのかわからないとき、無理に答えを出そうとしても、なかなか見つからないことがあります。
これまで抱えてきたものや、自分を縛っているものが少しずつほどけていくことで、
「私は本当はどうしたいのだろう」
ということが見えやすくなることがあります。
これまでの自分を否定するのではなく、これからの自分が何を選びたいのかを一緒に見ていきます。
どのテーマに当てはまるかわからなくても構いません
実際の悩みは、きれいに一つのテーマには分けられません。
夫婦関係の悩みを話していたら、ずっと人に頼れずにきたことにつながることもあります。
仕事での悩みを見ていくうちに、家族の中で引き受けてきた役割が影響していたことに気づくこともあります。
子どもとの関係について話していたら、自分と親との関係で感じていたことが出てくることもあります。
最初から原因がわかっている必要はありません。
今いちばん気になっていることから、お話しください。
カウンセリングでは、今起きていることを一緒に整理しながら、必要であればこれまでの体験や感情にも目を向けます。
そして、人とのつながりを持ちながら、自分はこれからどうしたいのか、どんな関係や生き方を選びたいのかを考えていきます。
