心を開かない男性に惹かれるのはなぜ?やっと距離が縮まると重くなる理由

心を開かない男性に惹かれ、距離が縮まると重く感じる理由 恋愛・パートナーシップ

仕事ができる。

自分のことをあまり話さない。

弱音を吐かず、誰かに頼る様子もない。

親しくなったと思ったら、急に距離を取ることもある。

そんな男性に惹かれる女性がいます。

一緒にいても、彼が何を考えているのかよくわからない。

会いたいと言っても、仕事を理由に断られる。

悩みを聞こうとしても、

「別に何もないよ」

と終わらせる。

近くにいるのに、なぜか遠距離恋愛をしているような感じです。

それでも、

「本当は寂しい人なのかもしれない」

「私には、少しずつ心を開いてくれている気がする」

と思うと、簡単には離れられません。

そして、やっと彼が自分を頼るようになったとき。

待ち望んでいたはずなのに、今度は、

「なんだか重い」

「こんな人だった?」

と感じてしまうことがあります。

なぜ、心を開いてくれないときには追いかけたくなり、心を開かれると負担に感じるのでしょうか。

簡単に近づけない人ほど、気になる

誰に対しても感じがよく、気持ちを素直に話してくれる男性より、自分のことをあまり見せない男性のほうが気になることがあります。

何を考えているのかわからない。

過去の話をしない。

「会いたい」とも「寂しい」とも言わない。

こちらから近づかなければ、関係が進まない。

すると、

「この人の本当の姿を知りたい」

という気持ちが強くなります。

少し笑ってくれた。

珍しく悩みを話してくれた。

他の人には見せない表情を見せてくれた。

一つひとつの出来事が、特別なことに感じられます。

距離が縮まりにくいからこそ、少し近づけただけで、

「私は、この人にとって特別なのかもしれない」

と思えるのです。

心を開かせることが、愛された証明になる

相手がなかなか心を開かないほど、

「いつか私には本音を話してくれるはず」

と思うことがあります。

彼の事情を理解する。

連絡が少なくても責めない。

会えなくても待つ。

話したくなさそうなときには、無理に聞かない。

そうして時間をかけているうちに、

「ここまで彼を理解できるのは、私くらいかもしれない」

という思いが出てきます。

やがて彼が過去の話をしてくれたり、つらかったことを打ち明けてくれたりすると、

「やっと私を信頼してくれた」

とうれしくなるでしょう。

彼の心を開かせたことが、自分が選ばれた証明のように感じられるのです。

ただ、この段階では、女性側が自分の希望をほとんど伝えていないことがあります。

彼の事情は理解する。

彼のペースには合わせる。

彼が話せるようになるまで待つ。

けれども、自分が寂しいことや、もっと会いたいことは言わない。

二人の距離が縮まっているようで、女性側の気持ちはまだ関係の中に出ていないのです。

距離がある間は、自分の欲求を出さなくて済む

心を開かない男性との恋愛は、相手を理解することに多くの時間を使います。

なぜ連絡をくれないのか。

なぜ会おうとしないのか。

なぜ将来の話を避けるのか。

なぜ頼ってくれないのか。

相手のことを考えている間は、自分が何を望んでいるかを後回しにできます。

本当は、もっと一緒に過ごしたい。

自分の話も聞いてほしい。

不安なときには、彼から声をかけてほしい。

こちらも彼に頼りたい。

そう思っていても、

「彼は人に頼るのが苦手だから」

「仕事が忙しいから仕方がない」

「急かしたら、また心を閉じるかもしれない」

と考え、言わずに済ませます。

彼との間に距離があることは寂しいものです。

一方で、自分の欲求を見せなくても関係を続けられるという面もあります。

彼が頼るようになると、関係が逆転する

時間がたち、彼が少しずつ頼るようになることがあります。

仕事の愚痴を話す。

落ち込んだときに連絡してくる。

一人でいたくないと言う。

会えないと不機嫌になる。

「君だけがわかってくれる」と言う。

以前は何を聞いても話してくれなかった彼が、自分を必要としてくれる。

最初は、うれしく感じるでしょう。

ところが、彼の話を聞く時間が増える。

彼の気分に合わせることが増える。

落ち込むたびに励ます。

一人でいたいと言われれば待ち、寂しいと言われれば会いに行く。

いつの間にか、自分は恋人というより、彼の生活と気分を支える担当者のようになります。

そこで、

「私が欲しかった関係は、これだった?」

という違和感が出てきます。

強くて、自立していて、簡単には人を頼らないところに惹かれたはずです。

ところが距離が縮まると、今まで見えなかった寂しさや不安、頼りたい気持ちが出てきた。

その変化に、戸惑うのです。

甘えることが問題なのではない

恋人同士で頼り合うことや、弱音を吐くこと自体に問題があるわけではありません。

いつも強い人でも、つらいときはあります。

信頼できる相手に、寂しいと伝えることもあるでしょう。

問題になるのは、一方が欲求を出し、もう一方がそれを満たすという役割が固定されることです。

彼は話を聞いてもらう。

女性は聞く。

彼は寂しさを訴える。

女性は予定を変えて会いに行く。

彼は不機嫌になる。

女性は理由を考え、機嫌を直そうとする。

彼の気持ちは二人の問題になるのに、女性の寂しさや不満は、女性が自分で処理する。

この状態が続けば、疲れて当然です。

彼が心を開いたことが問題なのではありません。

心を開いたあと、彼の感情を女性が引き受ける関係になっていることが問題なのです。

「私ならわかってあげられる」が役割になる

心を開かない男性に惹かれる女性は、人の事情を考えることが得意な場合があります。

言葉にされなくても、相手の気持ちを想像する。

不機嫌でも、責めるより先に理由を探す。

冷たい態度を取られても、

「この人にも何かあったのだろう」

と考える。

この力は、人間関係の中で役立ちます。

ただ、いつも相手を理解する側になると、自分の扱われ方を確認するのが遅くなります。

彼がなぜ距離を取るのかは考える。

けれども、距離を取られた自分がどれほど寂しいかは扱わない。

彼がなぜ不機嫌なのかは考える。

けれども、不機嫌をぶつけられることを自分がどう感じているかは後回しにする。

理解することと、何でも受け入れることが同じになってしまうのです。

彼を支えることで、自分の居場所を作っていないか

彼から頼られるようになると、

「この人には私が必要だ」

と感じます。

それまで距離を取られていた分、必要とされることがうれしく感じられるでしょう。

自分がいなければ、彼はまた一人で抱え込んでしまう。

自分が支えなければ、彼はつらくなる。

自分だけは、彼を見捨ててはいけない。

そう考えると、負担を感じていても離れにくくなります。

一方で、自分が必要とされることによって、関係の中での居場所がはっきりします。

彼を支える私。

彼の本音を知っている私。

彼が唯一頼れる私。

この役割がなくなったとき、二人の間に何が残るのか不安になることもあります。

ただ一緒に楽しむ。

自分も頼る。

彼に希望を伝える。

二人で相談して決める。

そのような関係よりも、「彼を支える私」のほうが、何をすればよいのかわかりやすいのです。

相手が近づくと、自分の傷や欲求も見えてくる

距離のある男性を追いかけている間は、

「彼が心を開いてくれない」

ことが大きな問題です。

ところが、彼が近づいてくると、今度はこちらも自分を見せる必要が出てきます。

私はこうしてほしい。

それは嫌だ。

今日は一人で過ごしたい。

私の話も聞いてほしい。

私も支えてほしい。

こうしたことを伝えなければ、対等な関係にはなりません。

しかし、これまで頼ることや希望を伝えることを避けてきた人にとっては、相手を理解することより、自分を見せることのほうが難しい場合があります。

彼の心の扉を開けることには熱心になれる。

でも、自分の心の扉を開ける段階になると、急に怖くなる。

そのため、

「彼が甘えすぎるから冷めた」

と感じていても、実際には自分の欲求も関係の中に出さなければならなくなったことに戸惑っている場合があります。

頼られると「面倒」と感じる理由

自立してきた女性は、自分のことを自分で何とかするのが当たり前になっています。

疲れていても仕事をする。

困っても人に頼らない。

寂しくても、誰かに埋めてもらおうとしない。

そのように生きてきた人にとって、相手が頻繁に弱音を吐いたり、寂しさを訴えたりする姿は、

「なぜ自分で何とかしないの?」

と感じるものかもしれません。

自分は我慢してきた。

自分は一人で立ってきた。

それなのに、彼は自分に寄りかかろうとしている。

その違いに腹が立つのです。

ただ、彼の欲求をすべて引き受ける必要がないのと同じように、自分も何も求めずにいる必要はありません。

相手の頼り方に困っているときは、

「彼の欲求を満たすか、突き放すか」

の二択ではなく、どこまでなら応えられるのかを伝える必要があります。

心を閉じさせないために、我慢を続けなくていい

一度心を開いてくれた彼に対して、

「ここで断ったら、また何も話してくれなくなるかもしれない」

と不安になることがあります。

だから、疲れていても話を聞く。

予定があっても会いに行く。

不満があっても言わない。

しかし、女性が無理をしなければ心を開いていられない関係なら、その状態を長く続けることは難しいでしょう。

相手の話を聞けない日は、

「今日は疲れているから、続きは明日聞かせて」

と伝えてよいのです。

一人で過ごしたいときは、

「今日は自分の時間にしたい」

と言ってよい。

彼の気持ちを理解できないときは、

「私は今、その気持ちを全部は理解できない」

と伝えることもできます。

彼がどう受け取るかまで、女性が管理する必要はありません。

断られたり、意見を言われたりしても、関係を続ける方法を考えることは、彼の側にも必要です。

相手の事情と、自分の扱われ方を分ける

彼が人に頼れなくなった事情があるかもしれません。

過去の経験から、人を信用しにくいのかもしれない。

気持ちを言葉にすることに慣れていない可能性もあります。

事情を知ることは、彼を理解する助けになります。

ただし、事情があることと、こちらがどのように扱われても仕方がないことは別です。

過去に傷ついた経験があっても、連絡を無視してよいとは限りません。

人を信用するのが苦手でも、約束を何度も破ってよいわけではありません。

寂しさがあっても、相手の予定をすべて自分に合わせさせてよいわけではありません。

彼の事情を理解しながら、

「それでも私は、この扱いはつらい」

と考えることができます。

心を開かない男性ばかり選んでしまうなら

これまでの恋愛を振り返ると、いつも似た男性を選んでいることがあります。

簡単には近づけない。

自分の気持ちを話さない。

仕事や趣味を優先する。

付き合っているのかどうかも曖昧。

そんな相手に惹かれ、何とか関係を作ろうとする。

やっと距離が縮まると、今度は相手の問題や感情を引き受けることになる。

疲れて離れたあと、また別の心を開かない男性に惹かれる。

この繰り返しがあるなら、単に男性を見る目の問題ではないのかもしれません。

自分が追いかける側でいられる関係。

自分の希望を出さず、相手を理解する側でいられる関係。

必要とされることで、自分の居場所を作れる関係。

そうした形に慣れている可能性があります。

心を開いている男性を、物足りなく感じることもある

気持ちを言葉にしてくれる。

会いたいと伝えてくれる。

悩みも話してくれる。

こちらの希望も聞いてくれる。

そのような男性に出会っても、なぜか恋愛感情がわかないことがあります。

「いい人なんだけど、何か違う」

「刺激がない」

「男性として見られない」

と感じる。

心を開かせる必要がないため、自分の出番がないように感じるのかもしれません。

追いかけなくても近くにいる人を前にすると、

「私は、この人のために何をすればいいのだろう」

と戸惑うこともあります。

けれども、恋愛は、相手の問題を解決することで成立するものではありません。

何かをしてあげなくても、一緒にいたいと思えるか。

自分の希望を伝えても、関係を続けられるか。

自分も相手に頼れるか。

そうした部分が、二人の関係を作っていきます。

支える側と支えられる側を固定しない

彼がつらいときには、話を聞く。

自分がつらいときには、彼にも聞いてもらう。

彼が一人で過ごしたいときには、その時間を尊重する。

自分が一人でいたいときにも、同じように伝える。

彼が頼る日もあれば、自分が頼る日もある。

対等な関係は、何でも同じ量だけ与え合うことではありません。

どちらにも、頼る、断る、希望を伝える権利があることです。

彼が心を開いたからといって、その中から出てきたものをすべて女性が受け止める必要はありません。

また、女性が自立しているからといって、彼に何も求めてはいけないわけでもありません。

やっと距離が縮まったあとに必要なこと

心を開かない彼と距離が縮まることが、恋愛のゴールではありません。

そこから、二人の関係が始まります。

彼は何を望んでいるのか。

自分は何を望んでいるのか。

どこまでなら支えられるのか。

何は自分で引き受けてほしいのか。

自分も彼に何を頼みたいのか。

これらを話せる関係にしていく必要があります。

彼の心を開くことばかりに意識が向いていると、開いたあとに自分がどう関わりたいのかを考えていないことがあります。

「彼が私を必要としてくれれば、それで幸せになれる」

と思っていたのに、実際に必要とされると重い。

そのときに見るのは、愛情がなくなったかどうかだけではありません。

自分がまた、支える側だけを引き受けようとしていないかということです。

カウンセリングでは、心を開かない男性との付き合い方を考えるだけでなく、なぜそのような男性に惹かれるのか、距離が縮まったあとにどの役割を引き受けているのかを整理します。

彼を理解することに使ってきた力を、自分が何を望んでいるのかを知るためにも使っていく。

そうすると、心を開かせる恋愛ではなく、お互いの気持ちを持ち寄れる関係を選びやすくなります。

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