彼にもっとやさしくしてほしい!伝え方のコツと誤解を避ける方法

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「彼にもっとやさしくしてほしいと、何度も言ってるのに、ちっともわかってくれない」

「夫に、たまにはゆっくりしたいと言っているのに、ちっともかってくれない」

などのように、彼や旦那さんに色々と伝えているのに、一向に相手の態度に変化がなく、いつも我慢ばかりしているというお話しを、カウンセリングでよくお伺いします。

女性側としては、ちゃんと伝えているのに態度が変わらないということは、この状態をどうにかする気が、あの人には無いのだと思うようなのですが、実はそうではないのかもしれない。

ちゃんと伝えているし、わかっていると思っているけれど、男性側には、全くもって伝わっていない可能性があるのです。

それぞれの基準

「やさしくしてほしい」ということが、いったいどういうことなのか?が、実はわかっていなかったりもする。

何も言わないことがやさしくしていることだと思っている男性もいるし、熱が出れば放置することが、やさしくすることだと思っている男性もいる。

お風呂に入ることがゆっくりすることだと思っている男性もいるし、ゲームをすることがゆっくりすることだと思っている男性もいる。

女性にとって何がやさしさだと思っているのか、何がゆっくりすることなのか、どうしてもらうことを望んでいるのかまで、きちんと伝えないと、残念ながら男性には伝わっていない可能性が高いのです。

基本的に私たち人間は、それぞれの価値観があり、その価値観を基準に様々な行動をしますから、自分にとってこうやってもらえると「やさしくしてもらえた」と思えることを、相手にもしようとします。
また、自分にとって、ゆっくりできたなと思うことは、相手もまたそうだろうと考えます。

だから、女性側が「やさしくしてほしい」「ゆっくりしたい」と伝えた場合、男性側の基準でやさしくして、ゆっくりさせてあげるということになる。

だから、「あなたは、ちっとも私の言うことをきいてくれない!!」と怒ったとしても、「えっ?オレめちゃくちゃ言うこときてますけど??」となることがあるわけです。

あくまでもオレ基準なんですけどね。

具体的に何を望んでいるかを伝える努力

でも、ここで心優しい女性の皆さんは考えてみましょう!
「やさしくしてほしい」「ゆっくりしたい」というときに思い浮かべている状況は、あなた基準ですよね?
もちろんそれを察してほしい気持ちはわかります。

でも、察するというような技術は、多くの男性は持ち合わせていないと考えた方がいいのかもしれません。
決して男性をバカにしているのではなく、潜在的な能力の違いがあるだけです。

あなた基準の「やさしくしてほしい」「ゆっくりしたい」ということが、いったいどのような状況なのか?
そして、何を相手に求めているのかを具体的に伝えないと、残念ながら言葉としては相手に聞こえていても、あなたが願っていることは伝わってはいないということになってしまうのです。

残念で無念ですが、ここは受け入れた方がいいようです。

「1か月に1回くらい食事に誘ってもらえると、やさしくされているなと思えるので、1か月に1回くらいは職に誘ってね」

「お風呂掃除をあなたが担当してくれたら、私はその間にゆっくりする時間が持てるから、お風呂掃除をあなたにしてもらいたいの」

邪魔くさいですが、やっぱりことこまかにあなたが思い浮かべている状況と、何を願っているかを伝えていくしかないのかもしれません。

そうしないと、相手の基準でやさしくして、ゆっくりさせてあげてといことになりますから、あなたの基準はクリアできないことになってしまいます。
それでも相手は、あなたのために自分基準で頑張ってくれていたりするわけですから、「あなたは何もしてくれない!」と怒ってしまった結果、ケンカに発展するなんてことも起こってしまいます。

「世の中には、察してくれる男性もいる」というご意見もあろうかと思います。
確かにそうかもしれないですが、あなたの彼や旦那さんがそういうタイプではないのであれば、仕方ないのでことこまかに伝えるしかないのです。

などと言いつつ、実は女性側も漠然としか自分の望みがわかっていないこともあるわけです。
自分はいったい何を望んでいるのか?というのは、明確にしておいたほうが良いかもしれませんね。

明確にした結果、あまりにも無謀であったと反省したという人もいらっしゃいましたが、とにもかくにも、まずは自分が望んでいることは何なのかは明確にすることをおすすめします。

男性は察することが苦手なことが多いですが、女性は明確にすることが苦手なことが多いですからね。

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