無価値感とは?
※一部内容をリライト・加筆しました(2025年4月)
「私なんてちっぽけで、取るに足らない存在だし…」
「幸せになる資格なんて、きっと私にはない…」
「何の取り柄もないし、みんなみたいにうまくできない…」
そんなふうに感じたことがあるなら、それは
“無価値感”が顔を出しているサインかもしれません。
無価値感とは、自分に価値がないと感じてしまう気持ちのこと。
この感覚は、恋愛や仕事、日々の選択にまでじわじわと影響してきます。
無価値感が恋愛に与える影響
相手の長所を素直に認められない
パートナーのいいところを認めたくても、なぜかモヤモヤ…。
「すごいね」と言いながら、内心ではなぜか負けた気がしてしまう。
それってもしかすると、
「相手を認める=自分のダメさを突きつけられる」
ような気がして、心が防衛しちゃってるのかもしれません。
必要以上に尽くしすぎる
「こんな私と一緒にいてくれるだけでありがたい…」と感じて、
つい頑張りすぎてしまうパターン。
“ありがとう”を“ごめんね”に変換してしまうクセがある方は要注意。
愛されることに慣れていないと、受け取ることの方がむしろ難しいんですよね。
自分の気持ちが言えない
「こんなこと言ったら嫌われるかも」
「ワガママって思われたらどうしよう」
そうやって自分の本音をしまいこみ、
気づいたら不満がたまって大爆発!…なんてことも。
無価値感が仕事に与える影響
成功しても「まだまだ」と感じる
がんばって成果を出しても、
「たまたま」「運がよかっただけ」と思ってしまう。
ほめられても、どこか居心地が悪い。
心の中に“自称ブラック上司”が住んでいる状態です。
ハードワークが止まらない
「がんばらないと認められない」
「休んだら価値がなくなる気がする」
そんな気持ちから、ついつい無理をしがちに。
気づいたら、“燃え尽き症候群”の火種をせっせと作ってることもあります。
無価値感のルーツってどこから?
幼少期の親との関係
- 「もっとがんばれ」と言われ続けた
- なかなか褒めてもらえなかった
- 親の期待に応えられなかった気がする
こうした記憶が心に残っていると、
「私はまだ足りてない」「ちゃんとできない私は価値がない」
と感じるようになってしまいます。
失恋や大きな挫折
過去の失敗や傷が、「自分には価値がない」というレッテルを貼るきっかけになることも。
でも、それは事実じゃなくて、「解釈」かもしれません。
無価値感をどうやって癒す?
自分の価値を“ちょっとずつ”認めてみる
- 「今日、ちゃんと起きられた」
- 「挨拶できた」
- 「コンビニでありがとうって言われた」
そんな小さな“できた”を拾っていくと、
少しずつ「私、意外と悪くないかも」と思えるようになってきます。
存在に価値がある、という感覚を育てる
赤ちゃんは何もできなくても愛されます。
それと同じように、今ここにいるあなたにも、理由のいらない価値があるんです。
自分を大切にする練習
- 好きなことをする
- 自分に「おつかれさま」と声をかける
- 思いきって10分だけ昼寝する
やさしくすることに罪悪感があるなら、なおさら大事です。
一人で難しいときは、誰かに頼ってみる
カウンセリングなど、外の力を借りることも立派な選択肢。
「ひとりじゃムリかも…」と思ったら、誰かの言葉に背中を押してもらいましょう。
まとめ
無価値感は、過去の経験がつくり出した“心のクセ”。
でもそれは、あなたの本来の価値とは関係ありません。
ゆっくりでいい。
あなたの価値を、自分自身が少しずつ受け取れるようになりますように。
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