私と元パートナーである困ったちゃんとの、様々なエピソードをご紹介しつつ、浮気などの問題に隠れている心理を、わかりやすくお伝えするシリーズです。
人それぞれイメージすることが違う
突然ですが、みなさまシンデレラについて、どう思われておりますか?
白状いたしますが、私はシンデレラってば、すっごく根性悪だと思っていたんです。
シンデレラファンのみなさま、ごめんなさいっ!
しかも、私は4歳の頃から、固くそう思い込んでいました。
ガラスの靴を探している人々を尻目に、「私が忘れたのよ。それ、私の!」と、言わないのが根性悪だと思っていたんです。
そして、意地悪な義母やお姉さま方にいじめられ、苦しい生活をしているのを「どうして逃げないんだ?根性なし!」とも思っていました…
シンデレラだけではありません。
白雪姫だって、ずうずうしい女だと思っていました。(白雪姫ファンのみなさま、本当にごめんなさい。)
小人のおうちにお世話になるなんて、なんてずうずうしい女だと思っていたのです。
そして、毒リンゴ!
「どう見ても怪しいばーさんが持ってきたリンゴを、食べるなっ!」
「そんなもの食べるなんて、お前はバカかっ!」
そんなことを、これまた4歳の頃から思っていたんです。
そして、私はみんなが同じように思っているのだと信じていました。
ところがっ!
世の中には、シンデレラや白雪姫を読んで、「なんて素敵なお話し♪」「私もシンデレラや白雪姫のようになりたい♪」と思っている人がたくさんいることを知ってしまいました。
私はと言えば、
シンデレラは根性悪の根性なしだと思っていますし、白雪姫はバカでずうずうしい女だと思っていますから、「あんなのには絶対になりたくないっ!」と思っていました。
たかがイメージされどイメージ
どうしてシンデレラや白雪姫のお話を持ち出したのかというと、
私の人生を振り返って、「お姫様のように扱われたことが一度もないなぁ~」と思い、
「はて?お姫様って何?」と考えたんです。
そして姫と言えば、「シンデレラと白雪姫!」という単純な考えから、自分の中でお姫様像を探ると、
「根性悪で、根性なし」「おバカで、ずうずうしい」というあまり嬉しくないイメージが浮かんできました。
どうやら、このとんでもないイメージのせいで、私は姫になることを頑なに拒否していたようです。
姫 = 根性悪・根性なし
姫 = おバカ・ずうずうしい
これはいけませんね~
イメージを変えないと、自分がお姫様扱いされることを受け入れることができません。
お姫様扱いしてくれる人がいたにも関わらず、私は自らお姫様になることを拒んでいたんですね~
悪影響があるイメージは書き換える
そう言えば、私を小間使いのように扱う人たちばかりでなく、
私をとても大切にしようとしてくれた人もいました。
ウン十年の記憶をたどれば…
私のことを「大好きだ!」「素敵だ!」と言って、とても大切に扱おうとしてくれた男性もいた気がします…
ですが、どうもこのように言われると、居心地が悪く、いきなり挙動不審になってしまう私。
特に、「守ってあげたい」と言われると、背筋が寒くなり、全身に痒みが現れるのでした。
「姫のように大切に扱われたい!」と言いながら、かよわい姫だからと「守ってあげたい!」と言われると、悪寒と痒みに襲われる。
どうやら私は、姫のように扱われると、「根性悪で根性なしで、おバカでずうずうしい女」になってしまう気がしていたのかもしれません。
姫のイメージ悪すぎる問題
「姫」と言われたとき、私の頭の中で瞬時にイメージされるのはこんな感じです!
- 長い大きな階段の真ん中あたりに、両足を30センチほど開いた状態で立っています。
- 白っぽくふんわりしたお袖のピラピラドレスを着ています。
- 身体全体に力が入っていなくてフニャフニャしています。
- 髪の毛はクリクリ巻き髪で、頭に妙な形のティアラをのせています。
- 口はポカーンと半開き、目はうつろ!
おまけに…
ああ、これだけは発表したくなかったのですが、
鼻水がたれていますーーーーーーー!!!
イメージを書き換えよう!と固く決意したことは言うまでもありません。
別に姫のイメージがバカっぽくても、頭の中でイメージするだけだし、たいしたことないと思う方もいるかもしれませんが、結構実害を及ぼすんです。
私が姫になる(姫のように扱われることを受け入れる)ということは、私の頭の中で瞬時にイメージされてしまうバカ姫に自分がなることです。
そりゃぁ~嫌でしょう?
これが、凛とした立ち姿で権威と美貌と優しさを兼ね備えた姿であれば、私は気持ちよく受け入れられます。
童話がこんな影響を及ぼしていたとは…
あなどれませんな、イメージ…。
まとめ
シンデレラや白雪姫のイメージが私の中でどうしても悪い方向に固まってしまっていたことに気づき、その書き換えを行うことで、自分の中での「姫」の概念を変えることができました。イメージを大切にすることが、私たちが自分にどう向き合うかに大きな影響を与えるということを実感しました。
皆さんも、もし心の中に嫌なイメージがあれば、それを見直して、ポジティブに変えていくことをお勧めします。
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