「やりたいのに、なぜか行動できない」
「急に不安が大きくなって、考えがまとまらない」
「失敗や評価が頭をよぎって怖くなる」
こういうとき、私たちの内側では
まだ起きていない未来が、先に“現実みたいに”浮かび上がっていることがあります。
実際には、まだ何も起きていない。
でも心は、先に“起きた前提”で反応してしまう。
その結果、手が止まったり、考えが散らかったり、やる気がなくなったりします。
そしてここが少しややこしいのですが、
恐れが強いときほど、その未来は「想像」ではなく「事実っぽいもの」に見えてきます。
(心の中では、“リアル”に感じるんですね)
恐れは「危険」ではなく「空欄」で育つことがある
恐れって、危険があるときに出るものです。
それは自然な反応です。
でも実際は、危険そのものより、
わからないこと(空欄)が多いときに、恐れが大きくなりやすい。
- どんな結果になるか分からない
- どう評価されるか分からない
- 失敗したらどうなるか分からない
- そのとき自分がどうなるか分からない
空欄が多いほど、心は落ち着かない。
だから空欄を埋めようとします。
ここで問題が起きます。
空欄って、埋め方を間違えると、安心ではなく、恐れの根拠になってしまうんですね。
「分からない」
↓
「たぶんこうなる」
↓
「きっとこうなる」
↓
「もうそうなる気がする」
……と、だんだん確定事項のように思えてくる。
(思えてくるだけで、根拠が増えたわけではないのに)
過去は、未来予測に“混ざる”
恐れが大きいとき、未来の話をしているようで、
実は過去の記憶がこっそり混ざっていることがあります。
たとえば
過去に傷ついた経験があると、未来の空欄を埋める材料として、
その経験が自然に再生されます。
そして心はこう考えやすくなります。
「また同じことが起きるかもしれない」
「今度もダメかもしれない」
「同じ痛みがやってきたら、もう無理かもしれない」
怖いのは“未来”というより、
過去の痛みが、未来に延長されることだったりします。
さらに恐れを大きくするのは「対処できない」という想い
恐れは「起きるかもしれない出来事」だけで増えるのではなく、
“起きたら自分には対処できない”という想いで大きくなることがあります。
ここで言う対処は、
根性とか、ポジティブ思考とかではなくて、もっと現実的なものです。
- 誰かに相談できる
- 立て直す手順がある
- 休む選択肢がある
- 取り返しがつく範囲が分かる
- 失敗しても戻れる道が見える
こういう「戻り道」が見えるほど、恐れは小さくなりやすい。
目指すのは「恐れゼロ」ではなく、サイズを変えること
恐れはゼロにならなくていいんです。
この回で扱いたいのは、恐れを消すことではなく、
- 恐れが大きくなる条件がわかる
- 空欄の埋め方を変えられる
- “戻り道”が見えてくる
という方向です。
その結果、恐れがあっても
進める状態が作りやすくなります。
開催概要
- テーマ:恐れを乗り越える 〜自信を持って生きるための心理学〜
- 開催日時:2026年2月17日(火)19:30〜21:30
- 開催方法:オンライン(Zoom)
- 参加費:3,300円(税込)
- 講師:大門昌代
- ゲストカウンセラー:大塚統子
- 受付開始:2026年2月1日(日)12:00〜
※お申し込み・お支払いは、開催当日(2/17・火)15:00までに完了してください。
詳細・お申し込みはこちら
当日の詳細、申込フォーム・お支払いフォームはこちらのページにまとめています。
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