私と元パートナーである困ったちゃんとの、様々なエピソードを交えながら、浮気や問題に隠れた心理を解説します。今回は、共依存している現実をどう受け入れ、解消していくかを掘り下げてみたいと思います。
共依存に陥ってしまう理由
共依存に陥っている私自身の場合、「問題を解決している自分」が重要であり、その中で「役立っている」と感じることができるのです。そのため、「私は必要ないんだ」と思うと、どんどんネガティブモードに突入していきます。「こんな私では愛されない!」と感じてしまうのです。
次から次へと訪れる問題
元旦那は、常に新しい問題を次々に提供してきました。浮気が発覚した時、「俺は浮気をやめたいけど、やめられない…」と泣きつかれ、お金を借りて返せないと言われ、さらにお金もないのにマンションを購入されるなど。問題が次々に私の元に提供され、私はそれを解決することで、「私は愛されているんだ」と確認し続けていました。
元旦那は、問題を作って「俺は愛されているんだ」と感じるのです。私もそれを解決することで、愛されていると実感していたのです。共依存の関係は、このように「問題」で繋がっていたのです。
問題を作らせないためには?
では、どうすればこの共依存から抜け出せるのでしょうか?まず、問題を作らないことが重要だと言いたいところですが、私の場合、問題は彼が作り続けるものでした。「お願いだから問題を作らないで欲しい」と頼んでも、彼は問題がないと愛されていると感じられないので、簡単にはやめません。
心理学を学び始めると、「気づいた方が先に行動するのだ」という言葉に出会います。これはどういうことかと言うと、私が問題解決を手伝うのをやめなければならないということです。
役に立たない自分への恐れ
問題を放置することは、私には耐え難いことでした。問題を解決しない私は、役立たずだと思われてしまうのではないかと恐れたのです。しかし、このまま問題で繋がっている関係を続けることはもう嫌だと強く思いました。
だからこそ、私は決意を固め、「自分で何とかすれば?」と彼に言うようになったのです。それでも、彼がどう思うか、恐れがありました。「俺のことを大切にしていないんだ」と感じられるのではないかと怖かったのです。
どうしても変わらない態度
共依存から脱出するには、まず関係性の接着剤となっている「問題」を使わないことです。しかし、問題を解決しないと恐れていた「役立たず」と思われることは、非常に怖いです。もし「お前はもういらない」と言われたら、自分の存在価値がなくなるのではないかと思いました。
それでも、共依存状態から抜け出すためには、自分が変わらなければならないのです。友人や家族、カウンセラーの支援が不可欠です。
相手の反応とその後の展開
私が問題を放置し始めると、困ったちゃんは最初、怒りの感情を爆発させました。「お前なんか最低だ!」と暴言を吐き、「愛してるなら手伝ってくれるはずだ!」と言い放ちます。ですが、このように相手が激しく反応しても、私は「自分で何とかしなさい」と突き放すのです。
その後、相手は別の問題を作り出し、最終的には新しい浮気相手を見つけるのです。共依存関係を作る相手を他で探し始めるのです。まるで「問題を作り続けなければ愛されない」と信じているかのように。
変化を怖がる人間の心理
共依存から脱出しようとする一方が行動し始めると、相手はその変化に対して非常に強い抵抗を示します。これは関係性が変わることを恐れるからです。変化に対して、相手はさらに悪い態度を取るか、距離を取るようになり、心が揺らぎ始めます。
その過程で、「私では関係性を変えられないのでは?」という無価値感や、「私が悪いのか?」という罪悪感が浮かび上がり、心は揺れ動きます。この時、誰かのサポートを得ることが重要になります。状況を客観的に見てくれる人の助けが必要です。
変化への最終的な決意
「私は問題で繋がっている関係を求めているのか?」という問いを自分に投げかけ、最終的に「もう問題で繋がる関係は嫌だ!」という強い決意を持つことが大切です。それでも、相手は抵抗し、態度がさらに悪化するかもしれません。
そんな時でも、強い決意を持ち続けることで、やがて関係性は改善に向かうのです。ただし、それがすぐに実現するわけではありません。関係性の変化に恐れが伴い、しばらくは困難な時間が続くかもしれません。
まとめ
共依存から抜け出すためには、まず自分が何に依存しているのか、そしてその依存を変えるためにどんな行動が必要なのかを理解することが大切です。相手の問題解決に協力し続けることが「愛されている証」だと思っている関係ではなく、お互いが愛し合い、支え合える関係を作るために、まず自分から変わることが求められます。
変化には恐れや抵抗が伴うことを理解し、その中でも強い意志を持ち続けることで、最終的に共依存から脱出し、より健康的で幸せな関係を築いていけるのです。
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