「欲しい!」が言えない大人たち
「ばーば、〇〇買ってほしいねん!」
我が孫は、欲しいものを ハッキリ、キッパリ、明確に 発表してきます。
- 「欲しいものがある!」
- 「これがいい!」
- 「買ってほしい!」
これらの 欲求を素直に表現 している姿を見て、ふと思うんです。
「大人になった私たちは、こんなに素直に欲しいものを伝え、甘えることができているだろうか?」
上手に甘えられない理由
大人の配慮が甘えを妨げる
- 大人になると、相手の懐事情 や 状況 を気にしてしまいます。
- 「負担をかけてはいけない」 と遠慮するあまり、
- 「欲しい」と素直に言えなくなってしまう。
甘えること=悪いことという思い込み
- 甘えることに ネガティブなイメージ を持っていることが多い。
- 「甘えるのは弱さの表れ」
- 「自立していない証拠」
- 「相手に迷惑をかけてしまう」
ゴロニャーン♪方式の甘え方の偏見
- 「甘える=ゴロニャーン♪」 というイメージが先行している。
- 若い女性が 「ゴロニャーン♪」 とおじさまに甘える様子や、
- おじさまが 「ゴロニャーン♪」 と若い女性に甘える図を思い浮かべてしまう。
「欲しいものがあるけれど、自分には叶える力がない」
「与えてもらう価値がない」 という思いが強いと、
「下心ありあり」 の雰囲気になってしまうんですね。
でも、甘えることは悪いことではありません。
「自分の欲求を素直に伝えること」 なのです。
もっと甘えられない大人たち
甘えを強く抑圧してしまうタイプ
- 「甘えること=悪いこと」 という思い込みが強い。
- 「甘えるなんて恥ずかしい」
- 「自分で何とかしなきゃ」
- 「人に頼るなんてプライドが許さない」
こんな思い込みがあるため、
「甘えを抑圧」 してしまい、
「遠回りな甘え方」 をすることになります。
遠回りな甘え方の例
- 借金を重ねて、家族に肩代わりしてもらう
- 仕事を転々とし、親に面倒をみてもらう
- ダメンズとばかり恋愛して、友人に慰めてもらう
- 「甘えちゃいけない」 という思いが強すぎて、
- 「直接甘えることができない」。
- その結果、「遠回りな甘え方」 になってしまう。
- 「ボロボロの状態でなければ、甘えてはいけない」
- 「自分が弱くなって、初めて甘えていい」 と感じてしまっている。
欲求を受け入れることから始める
まずは自分の欲求に気づくこと
- 「自分の中に欲求がある」 ことを 受け入れる。
- 「欲しいものがある」 ことを 認める。
- 「人に頼りたい」 という気持ちを 許す。
「欲求があること」 自体は、悪いことではありません。
「欲しい!」 と思う気持ちは自然なこと。
少しずつ欲求を表現してみる
- 「欲求がある」 ことに気づいたら、
- 「それを表現する」 練習をしてみましょう。
徐々に表現していくことがポイント
- 「少しずつ」 がポイント。
- 急に全てを表現しようとすると、相手も驚いてしまう ことがあります。
- 特に、家族に対しては 警戒心を持たれる可能性 があるため、
- 友人や信頼できる人から始める のがおすすめ。
例えば…
- 「ちょっと話を聞いてほしい」
- 「たまには一緒に食事がしたい」
- 「こんなことをしたいと思っているんだ」
ゴロニャーン♪方式を卒業する
ゴロニャーン♪方式を認める
- もし、「ゴロニャーン♪」 方式でしか甘えられないのであれば、
- まずは 「今はこの方法しかできない」 と 認める こと。
新しい甘え方にチャレンジする
- 「自分の欲求を素直に伝える」 練習をする。
- 「欲しいものは欲しいと言う」
- 「助けてほしいことは助けてと言う」
- 最初は 「抵抗感」 があるかもしれません。
- 「甘えるのは恥ずかしい」 と感じるかもしれません。
でも、「甘えることは悪いことではない」 のです。
「欲求を素直に伝えること」 は、「自分を大切にすること」 でもあります。
まとめ:上手に甘えることで人間関係が豊かになる
- 「欲求があることを認める」 ことで、
- 「上手に甘えること」 ができるようになります。
- 「甘えること」 は、「依存」 ではなく、「信頼」 の表現です。
- 「遠回りな甘え方」 ではなく、「素直に甘える」 ことで、
- 「もっと自由に、もっと楽に生きられる」 ようになります。
最後に:甘えることは悪いことじゃない
- 「甘えること=悪いこと」 という思い込みを外して、
- 「素直に欲求を伝える」 練習をしてみましょう。
- 「上手に甘えること」 は、「相手を信頼すること」 でもあります。
上手に甘えることで、もっと楽に、もっと自由に生きられますように。
あなたが素直に欲求を表現して、豊かな人間関係を築けますように。
この記事は、旧ブログに掲載していた内容を元に加筆修正したものです。内容を整理し新しいブログへ移行しました。