あの時知りたかった心理学シリーズ第18:勝負に勝っても幸せにはなれない—本当に大切なものは何か

パートナーシップの本当の価値を示す画像 恋愛・パートナーシップ
勝利や競争ではなく、共に支え合い成長することの大切さを描いた画像

私と元パートナーである困ったちゃんとの、様々なエピソードをご紹介しつつ、浮気などの問題に隠れている心理を、わかりやすくお伝えするシリーズです。


勝負に勝っても幸せにはなれない

私たちのパートナーシップは、よく言う「勝負」ではないことを、痛感した経験があります。今回はそのことについて、具体的な事例を交えながらお話ししていきます。


注意することがいいこととは限らない

どうすれば彼に、本当に素晴らしい花火を打ち上げてもらえたのか?

私が使った「打ち上げ花火」という例えは、実際の花火のことではなく、困ったちゃんの言動を指しています。彼の行動がとても目立ち、人々の注目を集める性格を表現したかったのです。ですが、その例えが伝わりづらかったかもしれません。もし不明確に感じた方がいれば、申し訳ありません。

当初、私は彼が打ち上げる「花火」に対して、ひたすらケチをつけていました。例えば「形が悪い」「色が悪い」「音がいまいち」など、否定的な言葉ばかりでした。実際、その指摘は彼の行動に対して正当だったのです。彼はしばしばよく考えずに行動し、その結果、周囲に迷惑をかけたり、不快感を与えたりしていました。

でも、問題はその指摘だけでは何も改善されなかったことです。否定されることが続くと、彼は自分に自信を失い、ますます悪い方向に進んでしまいました。「ダメだからやめなさい」と言うだけでは、変化が生まれなかったのです。


どうすればよかったのか?

私が本当に彼に望んでいたのは、ただ「ダメだし」をすることではありませんでした。彼にもっと素晴らしい行動をしてもらいたかったのです。日本一の美しい花火を打ち上げるように、彼自身も本当の自分を発揮して、もっと素晴らしい存在になってほしかった。

もし彼が花火を上げるために必要な技術や知識を知らないのであれば、それを一緒に学び、提供することが私の役目だったのです。火薬を均等に並べることで、きれいな丸い花火を打ち上げられることに気づいていなかったのであれば、私はそれを教えてあげるべきでした。

色が悪いのであれば、もっと他の色を試してみる方法を一緒に考えたり、彼が持っていない色を私が提供することもできたでしょう。つまり、彼が不足している部分をサポートし、彼自身の魅力を引き出して、私たちが共に素晴らしい成果を出せるように導くことが、本当のサポートだったのだと気づきました。

現実的には、彼が成長できるように、「あなたには素晴らしい素質がある!」と伝え続けることが大切だったのです。その素質を信じて、彼の可能性を広げてあげることが、私ができる最善のサポートだったと振り返って感じています。


勝負に勝っても幸せにはなれない

実際に私が困ったちゃんの悪いところを指摘して、彼に「勝った」と思った瞬間がありました。しかし、私は勝ちたかったわけではありません。私が本当に望んでいたのは、彼が立派な男になり、共に幸せを感じることだったのです。どちらかが勝って、どちらかが負けるという関係ではなく、お互いが成長し、共に幸せを手にすることが理想的だったと、今は理解しています。

勝負に勝つことが幸せではないのです。結局、私が望んでいたのは、彼が日本一素晴らしい男になり、二人で成し遂げる成功でした。その成功は、互いのサポートと信頼を通じてしか手に入れることができなかったのです。残念ながら、当時はその理論に気づくことができませんでしたが、今はその重要性をしっかりと理解しています。


まとめ

「勝負に勝つことが幸せではない」というのは、私たちのパートナーシップにおける最も大切な教訓の一つだと思います。どちらかが勝つことを目指すのではなく、互いに成長し、支え合うことこそが、本当の幸せや素晴らしい成果を生むのだと実感しています。この考えを今後の人生に活かして、どんな関係においてもお互いをサポートし合い、共に成長し続けることができたら素晴らしいと心から思います。もし、あなたが今、誰かとの関係で悩んでいるなら、まずはお互いに寄り添い、共に歩んでいけるように心を開いてみてください。それが、より良い結果につながるはずです。

この記事は、旧ブログに掲載していた内容を元に加筆修正したものです。内容を整理し新しいブログへ移行しました。

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