【保存版】パワーストラグルを乗り越える方法

綱引きをする人々 仕事に活かす心理学
主導権争いはもう終わり

パワーストラグルとは?

「パワーストラグル」とは、主導権争いのことです。夫婦やカップルの関係、職場、親子、友人同士など、あらゆる人間関係で発生します。

例えば、

  • 夫婦の間で「家事のやり方はこうするべき!」と対立する
  • 会社で「このプロジェクトの進め方はこっちが正しい!」と意見がぶつかる
  • 親子で「こんな進路に進むべき!」「いや、自分の好きな道を選ぶ!」と衝突する

このように、「どちらが正しいのか」にこだわり、相手を自分の思う通りにコントロールしようとする状態がパワーストラグルです。しかし、誰だって「コントロールされる」のは嫌なもの。お互いが譲らず争い続けることで、関係は悪化してしまいます。

パワーストラグルが続くとどうなる?

パワーストラグルが続くと、次第に「もういいや…」と諦めの境地に至ります。

例えば、

  • 夫婦の場合:最初は言い合いをしていたが、やがて「どうせ言っても無駄」と会話すらしなくなる
  • 会社の場合:意見がぶつかり続けるうちに「もう自分の意見は言わないでおこう」と関与しなくなる
  • 親子の場合:「何を言っても聞いてくれない」と距離が生まれ、相談すらしなくなる

このように、争いの先には「関係の崩壊」や「冷めた関係」が待っています。

パワーストラグルを乗り越えるには?

パワーストラグルを乗り越えるには、「どちらが正しいか」にこだわるのをやめ、「関係を大切にする」という意識を持つことが重要です。

どちらが正しいかより、関係を大切にする

例えば、夫婦の間で浮気が発覚した場合。

浮気をされた側:「浮気をしたあなたが100%悪い!」

浮気をした側:「確かに悪かったけど、こんな状況に追い込んだお前も悪い!」

こうして「どちらが悪いか」の言い争いが続くと、関係はどんどん悪化してしまいます。しかし、もし「これから関係をどう良くしていくか」に目を向けたらどうでしょうか?

例えば、

  • 「どうして浮気が起こったのか」を冷静に話し合う
  • 「これからどうすればお互いが心地よく過ごせるのか」を考える

こうすることで、単なる責め合いではなく、お互いを理解する方向に進むことができます。

綱引きをやめる

パワーストラグルは、まるで綱引きのようなものです。

  • 綱を強く引けば引くほど、相手も力を込めて引っ張り返す
  • どちらかが勝つと、負けた側は悔しさや不満を抱く
  • 結果的に、お互いが疲れ、関係はギスギスする

ここで必要なのは、思い切って「綱を手放すこと」。

例えば、

  • 会社で「自分のやり方が正しい!」と主張し続けるより、「みんなが納得できる方法」を模索する
  • 夫婦の間で「自分の考えを押し通す!」のではなく、「相手の意見にも耳を傾ける」

綱引きの綱を手放せば、争いは終わります。関係を壊すのではなく、関係を築くために「譲る勇気」を持ちましょう。

まとめ

パワーストラグルは、どんな人間関係でも起こるものですが、「どちらが正しいか」にこだわると、関係はどんどん悪化します。

大切なのは、

  • 正しさよりも、関係を大切にする
  • 綱引きをやめる勇気を持つ

こうした意識を持つことで、パワーストラグルを乗り越え、より良い関係を築くことができます。

この記事は、旧ブログに掲載していた内容を元に加筆修正したものです。内容を整理し新しいブログへ移行しました。

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