別れたいのだけど…やり残していることがあるような気がする
私と元パートナーである困ったちゃんとの様々なエピソードをご紹介しつつ、浮気や借金などの多くの問題に隠れている心理をわかりやすく紹介するシリーズです。
「別れた方がいいとわかっているのだけど、どうしても別れられない」と感じた経験はありませんか?私は、まさにそんな経験をしたことがあります。
どう考えても別れた方がいいよね
「どうして別れないの?」
「そんな人、やめておきなさい」
知り合いや友達から散々言われたものの、それでも私はなかなか別れることができませんでした。
- 浮気を繰り返す
- 土下座して謝り、しばらくすると逆ギレ
- 最後には「俺は女が好きなんやーー!!」と叫ぶ
- 借金を繰り返し、お金に困ると最後は私に泣きつく
「〇月〇日にはお金が入るから、それまで貸してくれ!お前しか頼めんのや!」
何度も「もう嫌だ!別れよう!」と思うのですが、別れようとすればするほど、相手は近づいてきます。
繰り返すことには原因がある
カウンセリングを受け始めてから気づいたのですが、どうも私にはパターンがあるようだと気づきました。お付き合いしてきた人たちは(そんなに多くはないのですが)結構みんなタイプが違うにも関わらず、最後はいつも相手がとっても困ったちゃんになるのです。
しかも、その困ったちゃん度合いがどんどんパワーアップしているのです。以前の「買わずにいられない男」が、どんどん高価なものを買っていたように、私のお相手の困ったちゃん度が進化していっていたのです。
「はて?これは、私にも原因があるのでは?」と考え始めたのです。それまでは、「悪いことをする奴が悪い!」や「私は、なんて男運がないのだろう」と思っていましたが、相手が変わっても同じようなことが繰り返されることに気づきました。
どうしても繰り返されるパターン
繰り返し起こるパターンに気づけば、そのパターンを変えることで、事態を変えることができるということを学びました。
私の場合、「私はかわいい女ではない」と感じていたことが、パターンの一因だと気づきました。
その思い込みから、「男性から愛されるには尽くさなければならない」という法則ができあがり、結果として男性を甘やかすことになり、困ったちゃん度が増していったのです。
「尽くさなければ愛されない」という思いがあったため、男性が困ったちゃんになっても、「私が尽くし足りないから?」と思ってしまい、別れを決意しても「やり残したことがある」と感じていました。
それは「共依存」だと気づく
実は、これが「共依存」というものです。
私は、男兄弟に囲まれて育ち、男の子っぽく振る舞っていたり、「男には負けたくない」と男性に対して競争心を持っていたため、「私はかわいい女ではない」と感じるようになったのです。もちろん、それだけが原因ではないのですが…。
その結果、「尽くさなければ愛されない」という思い込みを抱え、相手が困ったちゃんになっても自分が責任を感じて、別れを決意できずにいました。
脱出開始!共依存からの脱出
問題がないと困る?という変な関係性
共依存というのは、共に依存している状態です。お互いに相手を利用している関係で、意識的ではないことがほとんどです。
別の表現をすると、依存とは「自分の願いや欲求を叶えてもらおうとすること」と言えます。共依存状態は、お互いが相手に自分の欲求を叶えてもらおうとしている状態です。
共依存の関係は、どんなに良い関係を築こうとしても、どんどん悪化してしまいます。
私と元パートナーの「問題」が繋がっていた
私の元パートナーは、借金や浮気など、問題を次々と起こして私に面倒を見てもらおうとしていました。それが彼にとっての「大切にされたい」という欲求を満たす手段だったのです。
私の場合、彼の面倒を見ていることで「役に立っている自分」を確認し、自己肯定感を満たしていたのです。このように、お互いが依存していた結果、問題が繰り返されることになりました。
相手が変わっても困ったちゃんが登場する理由
あれまっ!これは、困ったことです。私は、ずっと問題を起こさせて、相手の依存を満たし、自分の欲求も満たしていたのです。
問題がないとお互いに落ち着かないという変な関係が続いていました。彼からすれば、問題がないと大切にされていると感じられず、私からすれば「認められている」と感じることができないのです。
二人を繋げる強力な接着剤が「問題」だったという事実に気づいた時、私はかなり衝撃を受けました。
まとめ
この経験からわかることは、共依存から脱却するためには、まず自分がその状態にあることを認め、受け入れることが第一歩だということです。
問題がないとお互いに満たされない関係は、必ずしも健康的ではありません。自分を変えることで、同じパターンから抜け出すことができるのです。
共依存に気づき、解放されることで、本当の意味で自分を大切にできるようになります。そうすれば、愛情や関係がもっと健全で充実したものに変わっていくはずです。
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