あの時知りたかった心理学シリーズ第25:最悪の事態を考えすぎて、今を見失っていた私

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私と元パートナーである困ったちゃんとの、様々なエピソードをご紹介しつつ、浮気などの問題に隠れている心理を、わかりやすくお伝えするシリーズです。


いつも警戒して最悪の事態に備えていた

「何かあった時の為に…」と、いつも心の中に抱えていたのは、こんな考え方でした。これが私の生活スタイルで、過去の私です。だけど今は、その意識もだいぶ変わりました。

当時は、困ったちゃんが「何か最悪のことをしてしまうんじゃないか?」と、毎日のように警戒していました。特に会社を一緒にやっていた頃なんて、通帳を監視し、入金があっても、どこに支払うかを考え続けていました。零細企業だったので、どんな小さな動きにも敏感になって、最悪の事態に備えようとしていたんです。

そんな毎日、「何かあった時の為に…」が私の考え方のベースでした。


そして、最悪の事態が起きた!

そして、ある日、「何か」が起こったんです。

朝、会社に出勤した私は、何冊もの通帳を見ながら心配していました。前日に取引先に行っていて、銀行に行けなかったので、困ったちゃんに通帳と印鑑を預けて支払いをお願いしていたんです。

そんな時、何となく不安になって通帳を見ていたら、ふとした瞬間に気配を感じました。私たちの会社には裏口があって、そこで困ったちゃんが静かに動き始めたんです。そういう些細なことにも、私はすぐに気づいてしまいます。

その瞬間、困ったちゃんは裏口を勢いよく開け、車に向かって走り出したんです。まるでアクション映画のように、ほんの数秒で10メートルを駆け抜けました。

「ちょっと待ちーーーっ!」と叫んだものの、彼は全く無視。エンジンをかけて、猛スピードで車を走らせて行っちゃったんです。「逃げ足だけは速いなぁ!」と、呆れる私。


逃げるって、こういうこと?

この時、「逃げる」ってどういう意味か、少し説明したいんです。人は「攻撃される!」と思った時、勝ち目がないと感じたら、逃げるんですよね。逆に、勝てると思うと、戦うんです。

当時の私は、困ったちゃんが逃げると、「私と話したくないんだ」と思っていましたが、実は彼が逃げたのは、勝てるとは思わなかったから。今思うと、その判断が彼にとっての「逃げる」だったんだなと思います。

その後、どうなったかというと…その逃走劇の途中で、後ろの車に追突されてしまいました!あまりにも情けない声で「追突された…」と電話がかかってきて、結局、無傷で軽い衝突で済んだものの、車が凹んでしまって帰ってきたんです。


準備ばかりじゃなくて、今を楽しんで生きることも大事

あの頃、私は「何かあった時の為に…」と毎日考えていましたが、振り返ると、そればかりでは楽しくなかったなと感じます。確かに準備をしておくと、何かが起こった時に助かるかもしれません。でも、実際には、何が起こるかは誰にもわからないんです。

そして、面白いことに、何か起きてしまうと、私は「準備しておいてよかった」と思ってしまう。でも、だからと言って、毎日を楽しめるわけではありませんよね。

反対に、困ったちゃんは「今やりたいことをやる!」という生き方をしていました。未来のことなんて考えず、今を楽しむことに全力を注いでいました。もちろんその生き方が会社の経営にどう影響するかは別として(笑)、彼は「今」を大事にしていたんです。


まとめ

最悪の事態を考えることも大切ですが、そればかりに囚われて「今」を楽しむことを忘れてはいけません。日々の生活を楽しむことで、心の余裕も生まれ、明日へのエネルギーが湧いてきます。今を大切にしながら、無理のない準備をしておく。それが一番心地よいバランスなんだと感じています。

この記事は、旧ブログに掲載していた内容を元に加筆修正したものです。内容を整理し新しいブログへ移行しました。

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