罪悪感とは?
誰もが持っている罪悪感という感情ですが、この罪悪感の量といったものを表現するのは難しいところです。罪悪感が多ければ多いほど、さまざまなよろしくない行動をしてしまうことがあります。さらに、楽に生きたり幸せになるということに対しても、目に見えないブロックがかかってしまい、結果的に不器用で苦労が多い生き方になってしまうことがあるのです。
罪悪感が多いと、どのような行動をしてしまうことがあるのでしょうか?ここでは、いくつかの例をご紹介します。
良くない行動を繰り返す
罪悪感が強いと、例えば浮気やギャンブル、借金などを繰り返してしまうことがあります。浮気については文化や価値観によって考え方は異なりますが、ギャンブルや借金も時と場合によって必ずしも悪いとは限りません。しかし、これらの行動を繰り返すことで、人生が苦しくなったり、周りの人を悲しませてしまうことはよくあります。それでも、罪悪感が多いと、それらの行動を止められず、再び繰り返してしまうのです。
「私はこんなに周りの人を苦しませているし、批判されて自分も苦しんでいる」という気持ちになりますよね?これが罰なのです。罪悪感が多い人は、自分が罰を受けなければならないと感じ、その結果としてさらに行動を繰り返してしまいます。行動を繰り返すことで、さらに罪悪感が増し、自己破壊的な生き方になってしまうことがあります。
嘘をつく
罪悪感が強いと、嘘をつく原因にもなります。「こんな罪深い自分は罰せられるべきだ」という恐れが罪悪感によって生まれ、さらに「自分は愛されるわけがない」と感じることもあります。そのため、罰を避けたり、愛されるために、素晴らしい自分を演じようとして嘘をつくことがあります。また、自己破壊的な言動を繰り返し、誰かから責められることを恐れて、嘘をついてしまうこともあります。
嘘をついて、それがバレてしまうと、さらに罪悪感が積み重なり、自己評価が下がることになります。
遅刻する・浪費する
遅刻や浪費も罪悪感の影響を受ける行動の一つです。遅刻や浪費を繰り返すことで、周りから批判されることが多いですが、批判されなくても、自分自身が「良くない人間だ」と感じてしまうことになります。このように、遅刻や浪費を繰り返すことで、自分を否定し、罪悪感が増していくのです。
暴力・暴言
暴力や暴言もまた、罪悪感が原因となる行動の一つです。これらの行動をとることで、周りの人たち、特に家族を傷つけることになります。傷つけることで、「自分は悪い人間だ」という感覚を証明することができ、罰を受けることができます。しかし、この行動を繰り返すことで、結局は自分自身がさらに傷つき、罪悪感が増していきます。
人を遠ざける
罪悪感が強いと、「自分は毒のような存在だ」と感じることがあります。自分を汚れた存在だと認識すると、大切な人たちを近づけたくなくなります。自分が汚れていると思うことで、他者から拒絶されることを恐れ、人を遠ざける態度をとるようになります。これが人間関係の問題、特にレスの問題にも関係していることがあります。
幸せになれない状況
もちろん、罪悪感が原因で幸せになれない状況は、上記に挙げた行動だけではありません。どんな状況でも、罪悪感が強いと、どうしても自分に対する罰を避けられず、幸せを感じることができなくなります。ですから、罪悪感を持つことが、幸せではない状況を作り出す原因になることが多いのです。
罪悪感が強いと、様々な行動がその影響を受け、幸せな生き方を阻むことになります。罪悪感を克服することで、もっと楽に幸せを感じることができるようになるかもしれません。