結婚後に豹変する夫の心理とは?抑圧された感情が引き起こす驚きの変化

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結婚後に変わった夫の心理とは?感情抑圧とその影響を解説

豹変しちゃった!!

つきあっていたときは、穏やかで優しい人だったのに、夫は結婚してしばらくしたら暴言を吐くようになった。

彼はまじめで、趣味もないような人だったのに、ある日豹変して、毎日遊び歩くようになった。

最初は「キミの好きにしていいよ」なんて言っていたのに、最近は何をするのも「僕に相談してくれ!!」と怒るようになった夫。

という感じで、最初はまじめで、やさしくて、おだやかで、包容力があった男性が、つきあってしばらく経過したら、はたまた結婚したら豹変したというお話しは、もしかしたらあるあるなのかもしれないですよね。

中には、そのような男性ばかりと出会うので、「私は男を見る目がない」と落ち込んでしまう人もいらっしゃるぐらいです。
また、お付き合いする前や結婚する前に、豹変しないタイプかどうかを、見極める目を持ちたいと熱望される方もいらっしゃる。

私もその昔は、豹変させる名人だったので、切羽詰まったお気持ちはお察しできるタイプではあります。

ある程度、このようなタイプには気を付けてくださいねとは、お伝えできるのですが、明確にお伝えできないのが残念でなりません。

なぜ明確にお伝えできないかというと、ある意味豹変してしまう危険性は、誰にでもあるからなんですよね。

豹変する可能性が高い人というのは、お伝えできます。
でも、そのようは人たちが必ず豹変するかというと、そうではないこともありますから、豹変する可能性が高いタイプとして、書かせていただけたらなと思います。

そもそもなぜ豹変するのか?

それは、本人も気づかないうちに感情を抑圧しているからなのです。

元々、乱暴だったり、意地悪だったり、威圧的だったりするような人には、多くの人は近づかないと思うんですよね。
このタイプの人は、ある意味感情をバンバン外に出しているわけですから、溜め込まないと言えば溜め込まない人ではあります。
ただ、厳密に言うと、このタイプの人も表面的な感情を爆発させているだけで、本当の感情は抑圧しているものですから、ある意味豹変することだってあるのです。

このタイプの人の豹変は、溜め込んでいた「さみしい」「人と仲良くしたい」「つらい」などの感情に触れて、とっても温厚な人に変わったという豹変ですね。

だから、いつも乱暴で意地悪で、威圧的な人とお付き合いしたけれど、ある時豹変して、とってもやさしくて、温厚で、包容力のある人になりましたというお話しは、とってもレアですがあるのです

また、元々乱暴な要素や、意地悪な要素、威圧的な要素を持っているとわかっている人が、乱暴で、意地悪で、威圧的になったとしても、妙な話しですが想定内なわけですから、驚きませんね。

問題になってくるのは、めちゃくちゃ真面目で、めちゃくちゃやさしくて、めちゃくちゃ穏やかで、めちゃくちゃ包容力があると思っていた人が、それとは真逆の要素を出してきたときなわけです。

いい人ほど豹変しやすい?

ということで、問題になってくる豹変する可能性が高い人というのは、めちゃくちゃ真面目で、めちゃくちゃやさしくて、めちゃくちゃ穏やかで、めちゃくちゃ包容力がある人ということになります。

えっ!!
いい人じゃん!!

そうなんですよね。
いわゆるいい人というのは、その分色々と抑圧しているものがあるわけです。
めちゃくちゃ真面目な人は、「ちょっとズルしたいな」なんて気持ちも抑圧しますし、めちゃくちゃやさしい人は、「腹が立つな」という気持ちも抑圧します。
また、めちゃくちゃ穏やかな人は、「今日はイライラする」という日でも、イライラを抑圧しちゃいますし、めちゃくちゃ包容力がある人は、「ん?なんだ?受け入れがたいことを言っているぞ」と思っても、その気持ちを抑圧してしまいます。

ガス抜きができない状態になっちゃうのです。

誰にだって、少しくらいズルしたいなと思う気持ちがありますし、腹が立つことくらいあります。
イライラしちゃうときもあるし、受け入れがたい人がいたりもします。
でも、「めちゃくちゃ」と頭にわざわざ付けたわけですが、めちゃくちゃ真面目な人や、めちゃくちゃやさしい人、めちゃくちゃ穏やかな人、めちゃくちゃ包容力がある人など、極端に素晴らしい要素を持っている人ほど、その逆のことを感じたときに、抑圧してしまうのです。

他にも、めちゃくちゃ仕事熱心な人だったり、めちゃくちゃ親孝行だったりなど、素晴らしい要素なんだけれど、非の打ちどころがないくらい徹底している人という感じですね。

また、職業的にそのような要素を求められる職についておられる方も、ある意味抑圧がきつくなるかもしれません。
例えば、警察官というのは、法を守る人であり、法を犯した人を取り締まったりする職業ですが、だからこそ仕事以外の時でも、自分に厳しくしておられるでしょうし、「ちょっとズルしちゃおうっと」なんてことはしない。

例えば、教師というのは、生徒の見本になる人であり、教える人なので、何でも知っていなければならないなんて強く思っておられる方もいらっしゃる。
でも、例え教師であっても、知らない事だってあるでしょうし、生徒の見本と言っても、何が正解かなんて誰にもわからない。
私は教師ではないので、わかりませんが、「今日は学校休みたいな」なんて思うことだって、もしかしたら教師にだってあるかもしれない。
でも、「先生だから、そんなことは思ってはだめだ」とすぐに抑圧してしまうという感じかもですね。

「~してはならない」「~であられなばらない」などの禁止やルールが多い度合いだけ、自分の気持ちを抑圧してしまうことが多くなるのです。

先に例に出した「めちゃくちゃいい人」というのも、自分に厳しくして、たくさん我慢して、努力しておられることが多いものなのです。

我慢して、抑圧して、禁止もしちゃっているわけですから、まるで火山のマグマが地中深くに溜まるように、感情がたまってきてしまう。
そしてある時、溜めきれなくなったマグマが爆発して噴火するかのごとく、感情が大爆発を起こして、暴言を吐いたり、遊び歩くようになったり、怒りだしたりしちゃうというのが、豹変してしまう原理なのです。

だから、豹変しちゃう人を見極めたいと熱望される場合は、極端にいい人は注意が必要とお伝えしていますが、必ずそうとは言えないですし、感情を抑圧していると豹変する可能性があるわけですから、誰にだってその可能性があるのです。

自分事として見てみるのもあり

では、どうして豹変しちゃう人とばかり関わってしまうのか?というと、私が先ほどチラッと書いたのですが、「豹変させちゃう」のかもしれないのです。
私は昔々、正論を武器にして男性と戦うタイプだったのですが、その言い方が自分に自信がない分だけ偉そうですし、戦闘態勢なのです。
いわゆる可愛げがないタイプ。
相手への配慮もなければ、尊敬もないという、大変失礼な人間だったので、相手をイラッとさせることが多かったわけですね。

ということは、感情を抑圧しがちな男性に対して、「イラッ」という感情を数多く感じさせていたことになります。
そりゃ私の前で、火山が噴火しちゃいますよね。
反省しております。

だからといって、相手の前でへりくだったり、自分を卑下したりする必要はなく、自分が正しいのだと正論をかざさないで、「私にも間違っているところがあるかもしれない」「相手と私は違ってあたりまえ」という大人な心を持っていればいいだけだったんですよね。

いやはや未熟者でした。
当時関わった皆様へ、この場をお借りして謝罪致します。

が、今も未熟者ですので、やはりイラッとさせてしまうことも多々あります。
ですが、自分の不出来な部分も受け入れているつもりですので、誰かの不出来な部分も当時よりはかなり受け入れられるようになっています。
その分、正論を振りかざすことは少なくなってきたかなと、自分では思っております。

ということで、もし豹変してしまう人とばかり関わってしまうという場合、見極める目を持つということよりも、「私にも何か原因があるのかも?」という目をもってみるといいのではないかと思う次第です。

とは言っても、豹変されるとビックリしますし、怖いですよね。
豹変する前に、小噴火してくれていればいいんですけどね。

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