【保存版】権威との葛藤を乗り越える方法

階段を上る人物 仕事に活かす心理学
葛藤を乗り越え、新たなステージへ

権威ある立場に自分が立つことへの葛藤、これは誰もが経験するものです。

権威ある立場への葛藤:誰もが通る道

権威ある立場に自分が立つことへの葛藤、これは誰もが経験するものです。

権威と聞いて何をイメージしますか? 学校の先生、先輩、上司、親、祖父母、年上の兄弟…。 あなたにとって目上の人という感じがするかもしれませんね。

しかし、ある日、自分がグループのリーダー的立場になることや、親になること、部下を持つことなど、以前は権威だった人々と同じ立場になる瞬間が訪れます。 その時、過去に自分が権威者に対して抱いていた感情が問題になってきます。

例えば、昔「もっとちゃんと面倒を見ろよ!」と思っていたとしたら、今度は自分が「同じように思われるのでは?」と不安になります。 あるいは、「完璧な人だな~」と尊敬していた場合、自分も完璧でなければいけないというプレッシャーに襲われるかもしれません。

こうした怖れがあると、権威を持つこと自体に抵抗を感じ、「私はそんな偉い人ではないですから…」と避けてしまいます。

しかし、好むと好まざるとに関わらず、私たちは年齢を重ねるにつれて、権威を持つことを求められます。

・進級すれば後輩ができる

・会社では後輩が増え、やがて部下ができる

・結婚して子供が生まれれば、自動的に親という権威になる

そんなとき、「自分にできるだろうか?」、「攻撃されないだろうか?」と葛藤が生まれます。

では、この葛藤を乗り越えるにはどうしたらいいのでしょうか?

過去の権威者を理解し、許すこと

昔、あなたにとって権威的な立場だった人を、許し、認めることがカギになります。

・「もっとちゃんと面倒を見ろよ!」と攻撃していたなら、その人が完璧に面倒を見れなかった理由を考えてみる。 → 例えば、先生がクラス全員を細かくケアできなかったのは、一人で何十人もの生徒を見なければならなかったからかもしれません。

・「凄いな~完璧な人だな~」と思っていたなら、完璧に見える努力がどれほど大変だったかを理解する。 → 例えば、上司がミスなく仕事をこなしていたように見えたのは、裏で何時間も準備や勉強をしていたからかもしれません。

自分の「できること」に目を向ける

権威を持つ立場になると、「自分は完璧ではない」と不安を感じるかもしれません。 しかし、完璧である必要はないのです。

例えば、初めて部下を持つとき、「リーダーとして完璧でなければ」と思うとプレッシャーになります。 しかし、部下が求めているのは「完璧な上司」ではなく、「話を聞いてくれる人」や「成長を助けてくれる人」です。

親になったときも同じです。 「立派な親でなければ」と思うと苦しくなりますが、子供にとって大切なのは「親が完璧かどうか」ではなく、「一緒にいて安心できるかどうか」です。

権威を持つことは、成長のチャンス

権威との葛藤を感じたら、それはあなたの成長のステップかもしれません。 自分の過去の経験を振り返り、恐れを乗り越えながら、新しい役割を受け入れていきましょう。

一人で乗り越えられないときは、カウンセリングなどもぜひ活用してくださいね。

この記事は、旧ブログに掲載していた内容を元に加筆修正したものです。内容を整理し新しいブログへ移行しました。

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