仕事はできるのに、恋愛になるとつまずくのはなぜ?

恋愛とうまく向き合えず考え込む自立した女性 オススメ記事
「なぜか恋愛になるとうまくいかない」その違和感をやさしく見つめていく

──“出会えない”理由の奥にある心のパターン

「仕事ではそれなりに評価されてる。なのに恋愛だけ、なぜかさっぱり…」
「がんばって婚活してるのに、ピンとくる人に出会えない」
「そもそも出会いがないんですが!?」

こんな声、実はすごく多いんです。
しかも、仕事で自立している女性ほど、この“恋愛の壁”にぶつかりやすい傾向があります。

でもこれ、あなたがモテないとか、恋愛に向いてないとかではないんです。
むしろ、“ちゃんとやってきた人”だからこそのつまずきなのです。

この記事では、そんな「できる私」が恋愛でつまずく理由や、
出会いの場で“なぜか噛み合わない”感覚の正体に触れていきます。
ちょっと笑いながら、心の深いところをそっと見ていきましょう。

仕事は順調。でも恋愛になると違和感が出るのはなぜ?

職場では冷静に状況判断できるし、難しいクライアントにも的確に対応できる。
でも恋愛になると──急にぎこちない。
気をつかいすぎて疲れてしまったり、「どう思われてるか」ばかりが気になったり。

それもそのはず。
仕事モードでいるときの「私は私」と、恋愛モードでの「私は誰かの前での私」って、ぜんぜん違う筋肉を使ってるんです。

恋愛は「結果を出す場」じゃなく、「関係性を育てる場」。
でも長年“成果主義”に慣れていると、恋愛でもつい「もっと頑張らなきゃ」「正解を出さなきゃ」と力が入ってしまう。

心理学では、こうした“がんばりグセ”を「過剰適応」と呼ぶことがあります。
やさしい言い方をすれば、“いい子のプロ”。
恋愛の場でも、相手にとっての“理想的な自分”を演じてしまい、気づけば自分の感情を後回しにしてしまっていることも。

結果として、「なんか疲れる」「うまくいかない」「そもそも出会いたいと思えない」──という状態になってしまうんですね。

「出会えない」「婚活がうまくいかない」と感じるとき

アプリもやってみた。紹介も受けた。婚活イベントにも足を運んだ。
…でも、なぜか「この人だ!」と思える相手には出会えない。

しかもやっかいなことに、たまに好意を向けてくれる人が現れても、
「いや…悪い人じゃないんだけどね…」という謎の腰の引け方をしてしまう。

これ、実はよくある現象なんです。
自分でも気づかないうちに、“理想の相手”のハードルがものすごく高くなっていることがあります。

でもそれは、単なる「理想が高い女」って話ではありません。
その理想の中には、自分の安心・安全を守るための条件がギュッと詰め込まれていることが多いんです。

たとえば──
・相手がちゃんとしている人じゃないと、自分が気を張ってしまう気がする
・自立している相手じゃないと、私ばかり頑張ることになりそうで不安
・見た目やスペックもそれなりに…と思うのは、“私の価値”を認められたい気持ちの裏返し

つまり、「理想の相手」というより、「私を不安にさせない条件の集合体」を求めている状態。

心理学では、これを“安全欲求の裏返し”と呼ぶことがあります。
過去の恋愛で傷ついた経験がある人ほど、「今度こそ安心したい」「がっかりしたくない」という気持ちが強くなるんです。

だから、「いい人なのにピンとこない」というのは、実は“ときめき”がないというより、ときめきを感じる余裕がない状態なのかもしれません。

そして、「そもそも出会いがない」と感じる背景にも、
「出会ってもまた傷つくかも」「また我慢する関係になるかも」という、無意識のブレーキがかかっていることがあります。

本当は、どんな関係を求めている?

「理想が高いのかな…」
「もう少し妥協すべき?」

そうやって自分を責めそうになったとき、ちょっと立ち止まって、考えてみてください。
「私は、本当はどんな関係を求めているんだろう?」

──“条件”じゃなく、“感覚”で。

たとえば、
・安心して一緒にいられる相手
・なんでも話せて、ちゃんと聞いてもらえる関係
・尊敬し合える、大人同士のパートナーシップ

そういう「空気感」とか「距離感」って、プロフィールではわかりません。
でも心は、それをちゃんと感じ取ろうとしてる。

もしかすると、今まで恋愛に求めていたのは、
“尊敬できる完璧な誰か”じゃなくて、
“私が安心して、自分らしくいられる相手”だったのかもしれません。

恋愛がうまくいかないとき、
「誰と出会うか」ばかりに目が向きますが、
その前に、「私はどんな関係を築きたいか」に目を向けてみると、見えてくる景色が変わることもあるんです。

自立しすぎた私が忘れていた、“甘える感覚”

仕事では、決断も段取りもサクサクこなす。
困ったことがあっても、まずは自分でなんとかする。

…そんなふうに「一人でやれる私」を磨いてきたからこそ、
恋愛になると、逆にどう“ゆだねたらいいのか”がわからなくなることがあります。

「頼っていいのかな?」
「これ、甘えてるって思われない?」
「弱さを見せたら、幻滅されるかも…」

そうやって、心の中でブレーキを踏んでいるうちに、
気づけば“隣に誰かがいる”ことそのものが、ちょっとめんどくさく感じてしまうことも。

でも実は、“甘える”って、なにかをお願いすることじゃないんです。
相手の前で「気を張らずにいられる」「素を出せる」こと──それも立派な“甘え”のひとつ。

自立はとても大事な力。
でもそれは、すべてを一人で背負うためではなくて、
**「本当に頼っていい人を見極められるための力」**でもあるんです。

ただ、ここで少し立ち止まって考えたいのが、「頼る」という感覚のハードルが、思った以上に高くなっているケース。
特に、仕事でしっかり成果を出してきた女性ほど、男性に対して
「なんでそんなにゆるく生きていられるの?」「その程度で満足してるの?」といった“心のツッコミ”が出てくることがあります。

自分が努力してきた分だけ、「頑張ってないように見える人」に対して、怒りに近いモヤモヤを感じることも。

それは決して意地悪でも上から目線でもなくて、
「私はここまで頑張ってきたのに」という、心の奥の寂しさや報われなさがにじみ出ていることもあるんです。

そんなふうに、「頼りたいのに、頼れると思えない相手ばかり目につく」──という状態にハマっていることもあるかもしれません。

だからこそ、“甘える”前に、「私はどんなふうに関わりたいのか」「どんな人となら安心できるのか」という視点を、自分の中であらためて見つめてみることも、大切なのかもしれません。

そしてもうひとつ──
「恋愛に使う“やわらかい部分”が、すり減ってるかもしれない」と感じたこと、ありませんか?

仕事では、判断力・計画性・論理的思考など“キリッとした部分”をフル稼働して頑張ってきたからこそ、
恋愛という“感情を通じ合う場”で、どこかぎこちなさや空回りが起きやすくなってしまうことがあります。

甘えるって、無防備になることじゃない。
でも、常に気を張っている状態では、恋愛に必要な“やわらかさ”が入り込む余白がなくなってしまう。

だからといって「ゆるめなさい」と言われても、それ自体が苦手な人も多いはず。だからこそ、
「自分がどれだけ張りつめていたか」に気づくだけでも、少し肩の力が抜けて、
恋愛にふさわしいあたたかさや距離感が、戻ってくることもあるんです。

タイトルとURLをコピーしました