自分を大切にするために知っておくべき「お助け隊」から抜け出す方法

自分を大切にする方法 心理学の基礎
自分を大切にしながら、他人を助ける方法を見つけましょう

要約

自分を大切にするためには、他人を助けることにばかり力を入れている自分を見つめ直すことが重要です。多くの人が周りの人を助けることに尽力していますが、その背後には「大切な人を助けられなかった」という心の傷がある場合もあります。自分を責めるのではなく、自分の幸せを大切にしながら、他人を助ける方法を見つけましょう。この文章では、そんな心の整理を手助けする方法を紹介します。

1. 感謝されても受け取れない理由

「よく頑張ってるね」「すごいね」「いつもありがとうね」「感謝してるよ」と、周りから声をかけられることがあっても、あなた自身はまったくその感覚が湧いてこないこと、ありませんか? 自分では「ちっとも頑張っていない」「すごくない」「感謝されるようなこと、していない」と感じてしまうんですよね。 むしろ、あなたの心の中ではこんなふうに考えてしまっていませんか?

  • 「もっと頑張れたはずなのに」
  • 「もっとできる人もいるのに」
  • 「もっとやれることがあったはずなのに」
  • 「もっと上手くできたはずなのに」

こんなふうに、ひとり反省会を繰り返してしまったり、自分を責めてしまったりして…。 中には、自分を罵倒してしまうことも。

でも、周りから見たあなたはどうでしょう? 「頑張り屋さんだな」「すごいな」「助けてくれる人だな」と思われているはずです。 なのに、あなたの自己評価は極端に低く、さらに自分に「もっともっと」とプレッシャーをかけてしまう。 そんな状態に陥ることもあるんですよね。

2. 「お助け隊」としての生き方

このような自己評価の低さを抱えたあなた、恋愛や人間関係で「困っている人を助けるお助け隊」のような役割を引き受けることも多くありませんか?

もちろん、お助け隊は素晴らしいこと! 困っている人を助けることができるって、素晴らしいことです。 でも、実はその行動が、思わぬところで周りの人を傷つけてしまうことがあるんです。

3. お助け隊が引き起こす誤解

例えば、あなたには素敵なパートナーがいて、二人の関係はとても幸せ。 でも、会社にいる孤独な人のことが気になって、ついランチに誘ってみたり。 最初は驚かれたけれど、何度か誘ううちに仲良くなり、その後、休日に一緒に出かけることになったり…。 その人はとても喜んでくれて、「嬉しい」と感じてくれる。

でも、あなたがパートナーを大切に思っている一方で、孤独な人からすると「自分のことを気にかけてくれる人」と感じて、好意を寄せられることがあるんです。 これ、決して悪いことではないんです。 でも、パートナーがその様子を見たらどう思うか…?

「え、浮気じゃない?」と思ってしまうかもしれません。 孤独な人も、あなたからの優しさを勘違いしてしまうこともあります。 もしその人が告白してきたら、あなたはどう答えるでしょうか?

「え?そんなつもりじゃないんです。私はパートナーがいるんです」と答えても、相手はどう思うでしょう?

4. どうして「お助け隊」になってしまうのか?

じゃあ、なぜそんなに他人を助けることばかり考えてしまうのでしょう? それは、「大切な人」を助けられなかったという心の傷があるからかもしれません。 あなたは、たくさん努力して、多くの人を助けています。 でも、心の奥では「大切な人を助けられなかった」と感じているんです。 だから、その罪を償うように、困っている人を助けることに必死になっている。 でも、その目的は「償い」なので、他人の気持ちに寄り添うことが難しくなりがち。

5. 自分の幸せをどう取り戻すか?

まずは、自分がなぜそのように「大切な人を助けられなかった」と感じるのか、その理由を深く掘り下げてみましょう。 もしかしたら、家族に対する思いが影響しているのかもしれません。

でも、あなたが「大切な人を助けられなかった」と自分を責め続けることは、もうやめましょう

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