お付き合いを始めるとき、何となく一緒に居るようになって、何となく付き合い始めたということもありますが、その何となくの間も、相手のことを考える時間があったり、一緒に過ごす時間があったり、お互いを知っていく時間があったりするものですよね。
そういう時間を過ごしたのちに、「つきあいましょう!」となることもあれば、何となくつきあい始めるということになる。
別れる準備はしない人が多い
では、別れるときはどうでしょうか?
ケンカして、「もう別れる!」と勢いで別れてしまうこともあります。
我慢に我慢を重ねて、二度と顔も見たくないまでになって別れることもあります。
別れるつもりはないけれど、一方的にふられてしまうことだってあります。
つきあうときは、時間がかかっても、別れるときはあっという間ということも少なくないですよね。
そりゃそうですよね。
別れる準備をする人って、そうそういませんからね。
でもこれ、離婚となったらどうでしょうか?
勢いで離婚しちゃうと、生活基盤を作るのに大変になっちゃったりしますし、我慢に我慢を重ねるなんて言っても、一緒に生活しているわけですから、我慢の度合いが半端ない。
我慢の度合いが半端ない分だけ、相手のことも相当嫌いになる。
嫌いになるというよりも、憎しみまで出てきちゃうわけですよね。
「離婚もやむなし」という状態になりつつあるのであれば、準備するのはありだと私は思っています。
もちろん、経済的な準備も重要だし、住居の確保なども重要です。
慰謝料なんてのも発生するのかもしれないですし、法律が絡んでくる部分も多々あるでしょう。
そちらの実務(?)的な準備も重要なのですが、私が準備もありだと思っているのは、それとは少し違った部分です。
「離婚もやむなし」「離婚もありだよね」そのような状態になってしまったら、離婚準備の一環として「やれることは全部やったかチェック」をしておいた方がいいです。
やり残しがあると、「やっていたらどうなっていただろう・・・」と、考えても答えが出ないことにこだわり続けてしまう可能性があります。
やっていないことは、やっていないので、やっていたらどうなっていたかは、どれだけ考えてもわからないわけです。
答えがわからないので、「ああだったかもしれない」「こうだったかもしれない」と延々と考え続けてしまう。
考えている間は、その人とのことで頭がいっぱいになってしまいますから、心は過去に居続けることになってしまいます。
前に進めないのです。
また、「全力を出しました!」というのであれば、結果がどうであれ自分の限界までやったわけですから、気分は清々しいものです。
でも、「いやぁ~、あんまりやりたくなかったので適当にやりました」というのは、清々しさというのが一ミリもなく、何だかモヤモヤした感じが残り続けてしまうものです。
全部やってみた?
「離婚もやむなし」「離婚もありだよね」状態なのだとしたら、離婚準備として、「やることは全部やる」「やれることは全部やる」ということをしてみてはどうかと思うのです。
自分のために、後々の嫌な感じを残さないためにです。
◆やってもらってうれしかったことは、きちんとお礼を言っておく
◆言ってもらってうれしかったことは、きちんとお礼を言っておく
◆謝罪しておきたいことがあれば、きちんと謝罪しておく
◆伝えていないことがあれば、きちんと伝えておく
◆やってあげようと思って、やっていなかったことはやっておく
◆言ってあげようと思って、言っていなかったことは言っておく
このようなことを、やっておくといいなと思うのです。
離婚準備としてというと、今まで言えなかった罵詈雑言をあびせることを思い浮かべるかもしれないですが、ずっと我慢して不満を言えなかったのであれば、伝えるのはよいとして、相手を罵倒するようなことを言ってしまうと、後々嫌な気分に自分がなってしまうので、自分のためにやめておかれることをおすすめしております。
ただ、不満がいっぱいあって、我慢に我慢を重ねてきたのであれば、何を不満に思っていたのか、本当はどうしてもらいたかったのかを伝えるのは、ありだと思います。
相手に態度を改めてもらうことを目的とするのではなく、あくまでも後々の人生で自分が幸せでいるために、言い残しをつくらないためですね。
そうは言っても、一緒の時間を過ごした相手なわけですから、不満だけではないはず。
なので、感謝や謝罪なども全部伝えることです。
行動面でも、やっていなかったことは、やっておくことです。
相手のせいにするのではなく、自分のために、自分ができることを全力でやっておくことで、離婚することになったとしても、幸せになれます。
関係修復の場合と同じ?
と、離婚準備について書いているのですが、実はこれ↓
◆やってもらってうれしかったことは、きちんとお礼を言っておく
◆言ってもらってうれしかったことは、きちんとお礼を言っておく
◆謝罪しておきたいことがあれば、きちんと謝罪しておく
◆伝えていないことがあれば、きちんと伝えておく
◆やってあげようと思って、やっていなかったことはやっておく
◆言ってあげようと思って、言っていなかったことは言っておく
関係修復をするときにも、チャレンジしてもらっていることなのです。
離婚も関係修復も同じなのかよ!というツッコミが入るかもしれませんが、そうなんですよね。
どちらも、「幸せになるために」チャレンジしてもらうことですから同じなのです。
今まで隠していたり、恥ずかしくて言えなかったり、負けた気がするのでやらなかったりしていたことを、全部言ったりやったりすることで、今までの自分を変えることが、関係修復には必要なのです。
だって、関係が悪くなるということは、今のままではうまくいかないということですからね。
ということで、離婚準備と言いつつ、「自分の幸せのため」に、やれるだけのことをやるということをおすすめします。