はじめに
シングル男前女子の友人から、こんな質問をいただきました。
友人:「シングルで生きていくためには、経済的な自立が必要なのは、わかっているし、そこそこ自立できていると思うのよね」
大門:「ふむふむ」
友人:「でもね。そのお金を使って楽しむということが、できないんだよね…」
大門:「なるほど」
友人:「どうやったら、お金を使って楽しんだりできるわけ?」
実際にカウンセリングでも、同じような悩みを耳にすることがあります。
稼げるけれど楽しめない
男前女子のみなさんは、お金を稼ぐことに関しては、男性性がすくすくと成長しているので、とても上手です。 キャリアアップのための努力も惜しまず、リーダーシップを発揮し、収入もアップする。
つまり、稼ぐことに関してはまったく問題ない。
しかしながら、「楽しむ」 ということになると、
- 「楽しんだところでキャリアアップしないよね?」
- 「楽しんだところで収入増えないのよね?」
- 「楽しんだところで何の役に立つの?」 と、楽しむこと自体に価値を見出せない傾向があります。
「楽しむって、食べられるの?」くらいの感覚かもしれません。
実は、私自身もかつてはこう思っていました。
- 「愛でごはんは食べられないよね」
- 「つながりでお金は稼げないよね」
- 「楽しむなんて利益を生まないよね」
そう思っていたので、その気持ちはとてもよくわかります。
男性性に問題なし。女性性が伸び悩む
シングル男前女子は、
- 我が腕を磨き
- 苦しみに耐え
- 利益と効率を第一に考えて行動し
その結果、経済的な自立を果たしています。
しかしながら、「女性性」 に関しては、ほぼ手つかず。
- 趣味を楽しむ
- 自分を表現する
- 何もしない日を作って余裕を楽しむ
- 自分にご褒美をあげる
といったことが、まるで無駄なものに感じてしまう。
「そんな暇があるならスキルを磨いたほうがいい」「余裕を持つより、もっと稼ぐほうが有意義」
そう思ってしまうので、お金を使って楽しむことが難しくなってしまうのです。
結果として、
- ある程度のポジションにまで上り詰めると急にやる気が出なくなる
- お金の心配をしなくなった途端、気力がなくなり働けなくなる
ということも起こります。
ポキッ…(心が折れる音)
心が折れる音がするかどうかはさておき、 「勝つため」「力の証明」「苦難を乗り越えること」 が稼ぐ目的になっていると、ある日突然働く気が失せることがあるのです。
女性性にも目を向けてみよう
せっかく成長した男性性を活かしながら、 今まで見て見ぬふりをしてきた「女性性」にも目を向けてみましょう。
「無駄だ」「生産性がない」「役に立たない」「食べられない」と切り捨ててきたものに、 少しずつ手をつけてみるのです。
例えば、
- 「服は着られればいいのよ!」 → アクセサリーを加えたり、肌触りの良いものを身につけてみる
- 「寝られればいいのよ!」 → シーツを洗ったり、お布団を干してフカフカにしてみる
- 「食えりゃいいのよ!」 → 味や鮮度にこだわったり、彩りを考えた盛り付けをする
「面倒だ!」という声が聞こえてきそうですが、 この辺りから始めると、女性性を伸ばしていくには手軽です。
やり始めることで、少しずつ女性性が成長し、 「お金を使って楽しむ」ことにも許可が出せるようになってきます。
まとめ
シングル男前女子は、男性性が成長している分、 実は同じくらいの女性性のポテンシャルを秘めています。
今は伸ばしていないだけで、 バランスよく育てることで、 より魅力的な女性になることができます。
楽しむことにも価値を見出せるようになり、 お金を使って人生を楽しむことができるようになります。
まずは、小さなことから。
「女性性をちょっとずつ育てる」
これを意識してみてくださいね。
この記事は、旧ブログに掲載していた内容を元に加筆修正したものです。内容を整理し新しいブログへ移行しました。